成果と成果物の違い

読書

先日、職場でメンターとふりかえりをした際の話について書きたいと思います。

成果が出ない…

私は、仕事とは成果を出すことである、と考えており、成果が出ていない = 仕事をしていないと考えていました。

当時、成果がなかなか出ておらず、仕事ができていないとの思いから私は少しネガティブになっていました。

そんな時、メンターから、成果を出すためにやっていることを書き出してみよう、という言葉をいただき、書き出してみたところ、自分がたくさんのことをやっていたことに改めて気付きます。

成果自体は出ていないのですが、そのための行動は起こしていたのです。

成果と成果物の関係

そこで私が学んだことは、成果と成果物は違う、ということです。

ネットの辞書からの引用ですが、成果とは「しとげて得る結果」であり、成果物は「プロジェクト計画策定時に作成、開発、製造が計画された上で作られる物」だそうです。

成果と成果物の関係をまとめると、以下のようになります。

  1. 成果物を作った後に成果があがる
  2. 成果物を作ったからといって、絶対に成果があがるとは限らない

今回でいうと、2のポイントが重要だと考えています。成果物を作ったからといって成果があがるかどうかは別問題です。

ここで簡単な例を挙げてみます。

あなたが体重を3キロ落とす、という成果をあげたいとします。そのためにあなたが作る成果物として、毎日3キロ走る、を選んだとしましょう。

あなたは毎日3キロ走りますが、残念ながら全く体重は落ちませんでした。

このような話はよくあると思います。

ここで成果が出ないからといって、投げ出してしまうのはとてももったいないです。ふりかえりをするべきです。

ふりかえりのポイント

ふりかえりの際の観点として、大きく2つのポイントに分けて考えることが重要だと考えています。

  1. 成果物を作る際の動きをふりかえる
  2. 成果物が成果に結びついたのかどうか検証する(結びついていなければ軌道修正が必要かもしれない)

1の成果物を作る際の動きをふりかえる、では先ほどの例でいうと、「毎日3キロ走ると決めていたが、本当に毎日走ったのか?」や「サボってしまった要因は何か?」など、成果物を作る過程をふりかえります。

ここでは具体的なふりかえりの手法については割愛しますが、KPTというフレームワークがおすすめです。

2の検証では成果物と成果が結びついたのかどうかをみていきます。先ほどの例では、3キロ毎日走ったが体重は減らなかったですよね。

成果物が成果に結びついていないため、軌道修正できるかどうか考えてみましょう。

成果物が成果に結びつかなかった、考えられる原因としては、

  • 走る量が足りなかった
  • 体重を落とすために走るというアプローチそのものが悪かった

などです。

次に取れるアクションとしては、

  • 走る量を増やす
  • 食事量を減らす、筋トレをするなどの他のアプローチを試す

などが挙げられます。

ここでポイントになってくるのは、1と2を分けて捉える、ということです。1に関しては行動中の話ですが、2は行動前の計画段階の話です。

また、ふりかえりの注意点は以下です。

  1. 成果物ができてから成果が見えるまでに時間がかかる場合がある
  2. 成果が出ないからといって、成果物を作ったこと自体は無駄にならない、1つの検証結果にすぎない

1は想像がつきやすいと思います。2-3日走ったからといってすぐに体重を落とせるとは限りませんよね。軌道修正をするタイミングは大事です。

2は毎日3キロ走って体重が落ちないからといって、走ったことは無意味ではありません。これは、努力は無駄にならない、という感情論ではなく、毎日3キロ走ったことが体重を減らすことには繋がらなかったという発見に繋がります

そもそも、ある成果を出すために作る成果物を決める段階では、成果物が成果に繋がるかどうかは不明です。毎日3キロ走ったら痩せるかも、という仮説なのです。そして、この仮説を検証するべくあなたは毎日3キロ走ったのです。

これが、体重が落ちるかどうかわからないので走らないという人だとどうでしょう?いつまでたっても体重が落ちることはありません。少なくとも、走ったことで前に進めたのです。

まとめ【仕事が楽しくなる】

成果と成果物を分けて考えられるようになると、精神衛生的にも良いですし、何よりも能動的に動けるようになり、仕事が楽しくなると思います。

ただなんとなく上司に言われて成果物を作っていた人が、成果と成果物を分けて考えられるようになると、今の成果物が本当に成果に繋がるのかを考えながら仕事をするようになり、違う成果物を作ることを上司に提案することも増えるでしょう。

そうすると仕事をする目線がグッと上がり自分で仕事をコントロールしている気持ちになります。

ぜひ意識してみてください。

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